ビリ的「夜叉鬼ハレとケ」
夜叉鬼ハレとケから早くも2週間が経過。
遅くなりましたが、皆様ご協力・応援ありがとうございました。
心から、本当に感謝いたします。
夜叉鬼祭実行委員会の面々もようやく現実復帰してきた感じです。
夜叉鬼祭ブログでは写真付きで公式御礼をUPいたしましたが、
ここでは個人的な考察を書かせていただきます。
今年の夜叉鬼祭は、自己評価なので甘いのは解っているのですが、
大成功と言っていいのではないでしょうか。
ですが、これは「偶然」であり「奇跡」でした。
開催前日のブログにも書きましたが、夜叉鬼祭当日の開場ギリギリまで皆ろくに眠りもせず
ただただ必死に自分の役割を全うするのが精一杯な状況でした。
誰も祭の完成図を描かないまま突っ走っていました。
ですが、ある瞬間「あれ?なんだコレ????」と思わず口に出してしまったぐらい
そこには素晴らしい光景が広がっていました。
各々が各々の役割を遂行しているうち、偶発的に「夜叉鬼ハレとケ」が出来上がっていたのです。
GAME OF DEATHという企画を17年ほど一人でやっております。
自分で考え、自分で決めて、自分で動いて、自分で尻を拭く。
「大変でしょ?」とか時々言われたりするんですが
大変そうに見えて、実は自分一人の中で全て完結しているので
そういった面では一人の方が楽だったりする事も多々あるんですよね。
夜叉鬼祭は様々なシーンで活躍する人達が一堂に会しています。
誤解を生む発言かもしれませんが、今まであまり接点の無かったシーンの集まりです。
ライブシーン、クラブシーン、アート、フード、パンクス、ロッケンローラー、ヒッピー、体制派、反体制派、無職、童貞、処女、ダメ人間、超ダメ人間、、、
狭い秋田で音楽を愛する人々である事には変わらないのですが、
各々のシーンが独立して成立しているので、
壁とまでは言わなくてもあまり接点が持てなかったりしていました。
その様々なシーンを繋げてくれた一人の男によって、夜叉鬼祭は誕生しました。
よく「1+1は100にも200にもなる」という言葉を聞きますが
夜叉鬼に関しては「1+1」どころか「ゴリラ+ラッパ+パンツ+ツミキ」みたいなモンで
そもそも足し算が成立しないハズなんすよね。
それを無理やり成立させちゃったんですよね、前述の彼が。誰とは言いませんけど。
そんな烏合の衆である夜叉鬼祭。
会議段階から今年は感動の連続でした。
こんな発想があるんだ、こんな問題点があるんだ、こんなやり方があるんだ、、、、
一人では決して生まれなかった事。
一人では決して気付かなかった事。
一人では決して出来なかった事。
日々刺激を受けながら、祭当日に向けて準備は進められました。
「偶然」とは言いながら、ひょっとしたら「必然」だったのかもしれません。
各々が各々のシーンで活躍する猛者達ですから、中途半端な仕事をするはずはありません。
皆の経験と感性が爆発し、集約し、更に大爆発した結果が今年の夜叉鬼祭です。
皆本当に素晴らしかった!
前々からGAME OF DEATHには「ジャンルの垣根を取っぱらう」という一つのコンセプトがあります。
ですが、よくよく考えてみればそれは「ライブシーン」「バンドシーン」の中の話であって
視野が狭かったのかもしれないなぁとここ数年思うようになりました。
ここを読んでくれている方々はライブシーンが主戦場という方が多いかと思いますが
ちょっと視野・行動範囲を広げると新たな発見や刺激があるモンですよ。
素晴らしい音楽は手の届く範囲外にもたくさん存在しますし、熱い人達も大勢居ます。
37歳にして色々考えさせられるモンです。恵まれた音楽人生を歩まさせていただいております。
そんな偶然の連鎖で開催された夜叉鬼ハレとケ。
偶然ではありましたが、皆何かを掴めた気がします。
成功の裏に至らぬ点が多々あった事は確かです。
この結果をもとに、反省点を見出だし改善できれば
更に素晴らしい祭に成長できると確信できた年でありました。
一年。
各々のシーンで各々が経験を積み、来年の夜叉鬼祭で爆発させたいと強く思っています。
夜叉鬼祭2015、ご期待ください!再見!!
by billyken69
| 2014-09-27 22:12
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